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遊気舎デヴィッド・ルヴォー惑星ピスタチオ|| 事業趣旨
1995年シンポジウム1996年ワークショップ舞台芸術総合センター(仮称)計画


受講者へのアンケート結果



 受講者に、ワークショップ参加後に、郵送でこたえていただいたものを抜粋して紹介いたします。

1.今回のワークショップについてのご意見、ご感想をお聞かせ下さい。
 ワークショップの内容について
 このワークショップで良かった点
 このワークショップで不満だった点
2.舞台芸術総合センター(仮称)について期待することや、ご意見などがありましたら、ご記入下さい。

1.今回のワークショップについてのご意見、ご感想をお聞かせ下さい。

ワークショップの内容について

(ミュージカルワークショップ受講者)

・オーディションに始まって、非常に盛りだくさんの内容で、こんなに充実した3日間を経験したことはなかった。
・当初、1日3時間だったのが8時間に増やされた分、より良いワークショップになった。それでも3日間は短かく、日数を増やしてほしかった。
・3日間という短期にもかかわらず、一つの作品(しかも日本で上演されていない!)を仕上げて、さらに一般公開するという明確な目標があり、講師、受講者みんなが一つのゴールに向かって一つになれたことはすごい感動だった。
・公開ワークショップに向けて、一つの作品をつくるために役を固定したのはどうかなと思った。
・毎晩遅くまでの自主練習で疲労も大きかったが、エキサイトな体験だった。これからの活動のワンステップに、確実になった。
・ミュージカルがどうやってできるのか、演出や振付、スタッフの人達の仕事を知ることもできた。
・舞台に立つ事のきびしさや喜びを味わう事ができた。宮本亜門さんの舞台に対する情熱をすごく感じた。
・与えられた課題をこなすのに追われた感じもあった。自分の未熟さに対する悔しさ、これからの希望も教えてくれたことに感謝したい。

(演劇ワークショップ受講者)

・プロと一緒にやれて、とてもワクワクドキドキした。
・大変充実していた。4日間でやったこと一つ一つに発見があり、今後、成長していくためのベースになると思った。
・セリフのやりとりにとらわれない身体表現がメインだったのが、刺激的だった。鬼ゴッコを通して、人とコミュニケーションをとること、気持ちを見取ることを覚え、リズム、舞台の立ち方、空間の作り方、決められた枠ではなく感じるままの芝居ができる内容に、満足できた。
・言葉(せりふ)をほとんど使わずに物事を表現することが「しんどい」コトだと知った。
・初めて会った人達とでも短期間でこれだけ親しくコミュニケートできる内容は素晴らしかった。
・6時間×4日間、ひたすら「演る、演る、演る」の連続だった。それは苦痛でも悲痛でも何でもなく、楽しみ→そこから生まれてきたモノをひたすら「自信をもって演る」という素晴らしい体験だった。
・これまでの、「舞台芸術などのメディアに触れるには、やはり東京」というお決まりをくずしてくれた体験だった。
・今までの自分がいかに直接的(常識的)にしか物事を考えていなかったかがよくわかった。


このワークショップで良かった点

(ミュージカルワークショップ受講者)

・宮本亜門さんをはじめとするスタッフの先生方の豪華さ、そしてワークショップの内容。
・飛天の稽古場と言う場所、宮本亜門さんはじめ指導してくださった方々、また個性豊かな受講者のメンバーから受けた刺激。大勢のライバルがいるということが自覚できた。
・少しでもプロの味を味わえたこと。全員が参加しているという雰囲気。スタッフが本気だったので、役者側がいい意味で緊張できた。
・同じ目標を持つたくさんの仲間とコミュニケーションがとれた。打ち上げがあった事も大変嬉しいことだった。
・話をきくだけでなく、多くの実験をさせて頂いたこと。百聞は一見にしかずという言葉を改めて感じた。
・まだまだ自分の努力は甘いということがあらためてわかった。
・基礎レッスンというよりも、あくまでも作品を創ってゆくという実践的なやり方がよかった。
・やっぱり最終日にお客さんに見せたこと。目標があったので3日間、緊張感がもてた。

(演劇ワークショップ受講者)

・それぞれの団体で活動していた人々が、同じ空間を共有して、日常生活にはない刺激が味わえた。自分が今までやって来たことの確認ができた。いろんな意味でふっきれた感じで、「表現すること」の楽しさを改めて感じた。
・役者に必要な並外れた集中力と、共演者に対しての敏感な反応(芝居のもらい方)などを遊びながら勉強できた。
・ワークショップ中つくづく体力がない事にがっくり。その後、ストレッチをはじめ体力づくりにがんばっている。
・大変、リラックスした状態でのぞめたこと。少人数で作るよりも今回程度の人数で作っていく方がダイナミックで楽しかった。
・生の野田秀樹さんと知り合えたこと。
・最初のゲームで下の名前を呼び合う所からはじめたので「ヒデキ」「○子」「○彦」など、参加者が互いに対してOPENになりやすかった。
・演出家の選び方が良かったです。やはり今活躍なさっている野田秀樹さんのワークショップに参加できることは、これまで考えられないことだったので。


このワークショップで不満だった点

(ミュージカルワークショップ受講者)

・もっとみんなにセリフがあるようにして欲しかった。期間が短いうえに役を固定してしまうと、練習できるパートが限られ、内容に差が生じる。
・日数が短い。合宿にすれば最高かなと思った。メンバーともやっと息があってきて、これからという時に終わってしまった。時間があれば考えたり、他のパート練習を見学する余裕も生まれ、よりよい成果があったと思う。
・2つの会場(旧梅田東小学校体育館と飛天稽古場)を移動しなければならなかったこと。

(演劇ワークショップ受講者)

・4日間という中途半端な期間。せめて一週間、10日あればいいと思った。
・最後にはやっぱり舞台を作りたかった。それと、今後のつながりが欲しいと思う。
・自分が所属する劇団で、このワークショップで学んだことの伝授会を開いた。そのためのメモを受講中にとるのが結構大変だった。
・やはり、野田秀樹ワールドを自分の物にする(盗む)には時間が少なすぎた。
・もっと少人数で細かくできると良かった。


2.舞台芸術総合センター(仮称)について期待することや、ご意見などがありましたら、ご記入下さい。

(両方の受講者の意見を順不同に並べています)

・いろんな舞台活動が展開ができるようにしてほしい。しかも、自主公演が気軽にできるような身近なものでもあってほしい。いろんな面を兼ね備えたパワーあるものを期待している。
・舞台に携わる人達が日本のどこよりも大阪に集まってくることを願う。
・演じる者が心地良く演じれる空間、観客が心地良く見れる空間、オリジナリティーあふれるセンター。
・舞台芸術総合センターができたら、絶対、出演したい。それまでにいっぱい練習しようと思う。
・一日も早く建設されることを願っている。
・大阪にこういうセンターができるのは、すばらしい事だと思う。東京へ出なければ仕事がない現状が変わってほしい。
・大阪から日本を代表する舞台がうまれることを期待する。また、関西にはあまり来ない海外のアーティストを呼ぶなど、いろんなジャンルを期待する。この舞台をめざすという形になったらすごい。
・今よりもっと多くの人が、劇場に足を運びやすい環境づくりをすすめていってほしい。
・舞台芸術総合センター計画があるコトは大変私たちにとって喜ばしい。劇場ができるまでに、いろいろなプロジェクトがあり、学ぶ機会があるだろうと思うので、これからも参加できるように努力したい。この計画は励みになる。
・今回のメンバーを手離さず、有意義に使って欲しい。
・フリースペース、けいこ場に使えるようなスペースをたくさん作ってほしい。また気軽に利用できるシステムにしてほしい。
・客が劇団、または俳優を育てると同時に劇団または俳優が客を育てるということがあると思う。そして劇場が客を育てることもあるだろう。たくさんの「良い観客」が集まるようでありたい。
・「舞台をつくりたい」という思いをもっと具体的な形に変えてくれるような、芸術学校的な場を同時に作ってほしい。


宛先・お問合せ先

大阪市市民局文化振興課「ワークショップ」係
〒530 大阪市北区中之島1ー3ー20
TEL. 06-208-9167

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