平成29年5月のフォーラムは、午前中に昨年度の助成研究の発表会を行います。午後は「嗜好品と政治学」をテーマとする記念講演、基調報告と総合討論です。
午後のスタートは臼井隆一郎先生(東京大学名誉教授)の「朝コーヒーを飲む普通の生活の世界政治 ─20世紀ドイツ文学の視座から」と題する記念講演です。昨秋『アウシュヴィッツのコーヒー──コーヒーが映す総力戦の世界』を上梓された、ドイツ・ヨーロッパ文化論がご専門の臼井先生が、個人的な嗜好品であるコーヒーとドイツ国家の近現代の政治との深いつながりを論じられます。
そのあと、「嗜好品が政治を帯びるところ─「つながり」と「からだ」」と題する基調報告で、研究会メンバー・斎藤光先生が問題提起。それを受けてのパネルディスカッションとなります。
ご来場いただいた皆様には、平成27-28年度助成研究の論集を配布いたします。
●日時 平成29(2017)年5月13日(土)11:00〜16:30(開場:10:45)
●場所 京都新聞文化ホール(京都市烏丸丸太町近く)
●入場無料(要申込み)
●プログラム
- 平成28年度助成研究口頭発表
- 稲角 暢(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)
- 「定住化したケニアの牧畜民による蜂蜜利用の変容」
- 張 瑋容(お茶の水女子大学ジェンダー学際研究専攻)
- 「ハーリー族の嗜好品文化──アイドルとアニメグッズをめぐって」
- 森本 創(明治大学文学研究科)
- 「11-13世紀 中国西部少数民族における茶の嗜好品化」
- 記念講演
- 「朝コーヒーを飲む普通の生活の世界政治 ──20世紀ドイツ文学の視座から」
- 臼井 隆一郎
- ドイツ文化/東京大学名誉教授。「FORUMことばと大地」主催。
- 著書に『コーヒーが廻り世界史が廻る──近代市民社会の黒い血液』(中公新書1992年)、
- 『アウシュビッツのコーヒー ──コーヒーが映す総力戦の世界』(石風社2016年)など。
- 基調報告
- 「嗜好品が政治を帯びるところ ― 「つながり」と「からだ」」
- 斎藤 光(京都精華大学教授)
- 総合討論
- 井野瀬 久美惠(甲南大学教授)
- 臼井 隆一郎(東京大学名誉教授)
- 斎藤 光(京都精華大学教授)
- 速水 健朗(評論家)
- 藤本 憲一(武庫川女子大学教授)
- 髙田 公理(武庫川女子大学名誉教授)
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●その他 嗜好品文化研究会発行の書籍等を展示販売
●申込&問合せ
お申し込みはハガキ、電話、FAX、E-mailのいずれかで、下記の必要事項を記入のうえ、お申し込み下さい。
応募締切は 5月10日(水)(必着)
[必要事項]
(1) 「嗜好品文化フォーラム参加希望」
(2) 氏名
(3) 所属
(4) 郵便番号・住所
(5) 連絡先(電話番号・携帯番号・FAX番号・E-mailのいずれか。複数記入可)
※ 取得した個人情報は厳重に管理し、本来の目的以外には使用しません。 |
[ハガキ]〒604-0863
京都市中京区夷川通室町東入巴町 83番地 CDI内
「嗜好品文化研究会」フォーラム係
[電話] 075-253-0660 (10:00〜17:00)
[FAX] 075-253-0661
[E-mail]minowa@cdij.org(@を半角にしてください)
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